ヨガジジイ · 25日 3月 2022

瞑想～ヨガジジイ～

いろいろな瞑想

「マインドフルネス」がメディアで取り上げられるようになって、もう数年たちます。瞑想、メディテーション、マインドフルネスと言葉もいろいろですね。集中力が上がったり、幸福度があがったり、医療に用いられたりといろんな効果もあるといわれています。

イメージ瞑想はしない

いろいろな瞑想とよばれるものがある中で、みなさんにまずお伝えしたいことは、瞑想中に何かをイメージしたり、想像したりはしないということです。何故なら、自分のイメージや想像は自分の欲や感情の思いなのです。昔から禅の世界では、何かが見えたとか、感じたとか言うとそんなもの捨てろと言われてしまいます。競馬や競艇等で３、６、３、６とイメージや想像してそのとおりになったら、皆さん仕事を辞めて競馬や競輪で生計を立てるでしょう。楽ですから。またイメージというと、イメージトレーニングを思い起こす方もいると思いますが、それはスポーツのトレーニング法で、瞑想とは別なものです。スポーツ技術を習得するために行うものです。

動禅

眼を閉じて座っているだけが瞑想ではありません。人は動いている時、例えば仕事をしている時、食事をしている時、家事をしている時、運動をしている時、いろんなことを感じます。人と会話をしている時であれば、「すごいなこの人」とか「なんだよこの人」などと相手に対して感情を抱いたり、刺激を感じたりします。何か物に対しても、いろんな見方をしたり刺激を受けたりします。体や手を動かしたり、人と話をしながら、人はいろんな感情が出てきます。その時の感情をまず観察します。なぜなら人の意識というのは、外に向いていくことが多いので、自分の感情を自分で見ることは難しいからです。いろんな動きのなかで、自分の考え方のクセに気付くようになります。動きの中で沸き起こるいろいろな感情を観察することを動禅といいます。

雑体験と瞑想

自分の今まで学んだ事や体験した事等の中から、自然に湧き出てくるひらめきは、とても役に立つ価値があるものです。何でも雑体験、雑学が大事です。料理の世界も、日本料理だけでなく中華、イタリアンを学ぶ体験していたら、材料を見ただけで何をつくるかひらめくでしょう。子供のころからいろんな業種のアルバイトをして、社会人になってその経験が役に立つと感じている方も多いでしょう。そして生活の中で瞑想をして自分の心をみるようにします。皆さんも人生ですでに雑学、雑体験しているのだから、きっといろんなひらめきや知恵がうまれてきますよ。

合掌　ヨガジジイ（石井三郎）

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